テキストがどんなに良くても…

新実作俳句入門―作句のポイント

『新20週俳句入門』の次のステップがこれ。作句上の有益なアドヴァイスが満載。ここに書いてあることを実践して身につけ、たくさんの引き出しの中から適切な方法を取り出して使い分けられるようになれば、きっと俳句は上達するだろう。
問題は、実践するかどうか。だれかに、「では、来週までに体の部分を用いた句を３句作って来なさい」「擬音を用いた句を作りなさい」というように強制されないと、なかなかやらないのが我々凡人。独学で何かの技術を身につけるというのは、よほどの意志の強さが必要だと思う。本を読んで、「面白かった」で満足してしまうようではだめだな（自分のことだけど…）。