「講談社現代新書」のしおりを並べてみた。
―すべて、女性。
裏面には、先賢の、本にまつわる名言がずらり。
倉田百三曰く、
一度通読して二度と手にとらぬ書物のみ
書庫にみつることは寂寞である。
そうだよなあ。でも、もう一度手にとりたいと思う本がいっぱいあっても、つい新しい本に手が伸びてしまう。
兼好法師曰く、
つたへて聞き、学びてしるは、まことの智にあらず。
こんなこと、言ってたのか…
次のはチェスタートンの言葉。
本を読みたいと思っている熱心な男と、
読む本がほしいと思っている退屈した男の間には
たいへんなちがいがある。
「熱心な男」は読む時間が欲しいんだよな。本は机の上に積んである―