元気な!平安男子

NHK大河ドラマを観ていたら、「打毬」のシーンが出てきた。「打毬」などという激しく、スピーディな競技が平安時代に存在していたことを初めて知り、平安男子に対するイメージが少し変わった。

平安男子の元気な!生活』も、平安貴族の、周囲からリスペクトされるために努力を惜しまず、私生活も積極的に楽しむアクティブな一面を描いて、彼らに対する認識を改めさせてくれる。著者が読者に伝えたいのは、彼らは「優雅な」ばかりじゃなくて、「元気な!」生き方をしていたんだよ、ということ。

大河ドラマの解説本がいくつか出ているようだが、この本の中でも、兼家さまや道長さまが何度も登場するので、読めば大河ドラマの理解が深まることは間違いない。