明日の楽しみは…

mf-fagott2009-11-13「鷹」主催の小川軽舟も、編集長の高柳克弘も、僕にはとても魅力的な俳人だけれど、その割には「鷹」を創刊した藤田湘子の句は僕にはあまり迫ってこない。どうしてだろう。たまたま最近古本屋で『朴下集』という選集(なんと、105円!)を見つけて読んでみたが、以前から大好きだった「愛されずして沖遠く泳ぐなり」の他に、これはと思う句はあまり多くはなかった。
てんたうむしだましと少し歩きたる
は面白いと思ったが、藤田湘子を代表する句ではなさそうだ。
枯山に鳥突きあたる夢の後
は、「突きあたる」で切れるのか、それとも「枯山に鳥突きあたる夢」とつなげて読むべきなのか、どっちなんだろう。ちょっと気になる句ではある。
気になるといえば、藤田湘子の『20週俳句入門』は前から気になっていたが、いよいよどうしても読みたくなって近くの図書館に取り寄せてもらった。明日の朝借りに行く予定。楽しみ!