「景気」について勉強してみたが、退職後の暮らしはどうなるのか?

景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)

景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)

経済学に関する本と言えば、以前に同じ「ちくまプリマー新書」の『「見えざる手」が経済を動かす』 (池上彰著)を読んでいる。経済に関して世間並みの知識を持たない僕にとっては「ちくまプリマー新書」くらいのやさしさがちょうど良い。


目次より…
第1章 景気はなぜ良くなったり悪くなったりするのだろうか?
第3章 日本の景気は海外の景気とどう連動するか
第5章 いろいろな価格は景気とどう関係するのか
第6章 景気を安定させる方法はあるのだろうか?


こんな具合に、問いをたててそれに答えるという構成だし、説明も平易(数式は出てこない!)なので、とてもわかりやすい。企業の売り上げは伸びているのに賃金が上がらない理由、減税が景気対策として必ずしも有効とは限らないことなども教えてくれる。僕は今更ながら、サブプライムローン問題ってそういうことだったのかと理解した。お恥ずかしい話で…
さて、目下の最大の問題は、自分の定年後の生活。在職中に繰り上げ返済して片づけてしまおうと思っていた住宅ローンも、給料が減る一方で繰り上げどころではなく、退職時にかなり残ってしまいそう。しかも、頼りにしていた退職金が400万も減らされるだと! 少しばかり経済の勉強したところで、こればかりはどうにもならない。
次は財テクの本を読んだ方がいいかも。