今朝、職場に向かって自転車を走らせていたら、3〜4メートルもありそうな向日葵に見降ろされてびっくりしてしまった。ああ、もう向日葵の季節だなあ。
向日葵と言えば、『新撰21』の中でも一番若い越智友亮の
ひまわりや腕にギブスがあって邪魔
を教室で生徒に紹介してみた。「これ作った人、まだ大学生、君達と2歳くらいしか違わないんだよ。」と言って黒板に書くと、生徒達は「なんでひまわりなんだ?」とか「俳句じゃないみたい」とか言いつつ、興味を示してくれた様子。調子に乗って、「じゃあ、これはどうかな?」と、北大路翼の
文系は海好き理系はプール好き
を黒板に書くいてから「海」と「プール」を消して、「文系は【 】好き理系は【 】好き」にして、「この【 】の中に自分で言葉を入れてみるっていう楽しみ方もあるよ、などと言ってみる。
…こんな具合に、クソ暑い夏の授業を何とか乗り切ろうという作戦なわけです。
- 作者: 筑紫磐井,高山れおな,対馬康子
- 出版社/メーカー: 邑書林
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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菜の花や大声で呼ばれて困る 越智友亮
春ゆうやけ道に平行して線路
新緑のホースの巻きかたに迷う
入学児花壇の石を裏返す 北大路翼
ライオンが検査でゐない冬日向
毛虫焼く頭の中で蝶にして
それらしき穴のすべてが蟻地獄 中本真人
釣堀にパチンコ仲間先にゐる
雪の駅絶えず遅延を報じけり