しびれる?

東直子穂村弘が今の短歌を取り上げて語り合う『しびれる短歌』を読んだ。この二人なら、面白い短歌を引っ張り出してくるに違いない、教室で生徒に紹介したくなるような短歌がたくさん出てくるだろう、と期待して読み始めたが…

 

ちょうど筍の季節なので、こんな歌が記憶に残った。

  父の小皿にたけのこの根元私のに穂先を多く母が盛りたる      中山雪

中高生くらいの読者は、この本を読んでどういう感想を持つのだろう。「この歌、しびれる~」って歌を見つけて、短歌にハマる子もいるのかな。