町田尾根緑道散策

町田市の尾根緑道を歩いてきました。
緑道入口の最寄りの駅はJR横浜線淵野辺駅なのですが、行きの電車の中で地図を見ていたら、境川が一つ手前の古淵駅近くを流れていることがわかったので、予定を変えて古淵駅から境川経由で緑道入口に向かうことにしました。
駅から境川に向かって歩き始めるとすぐに立派な神社にぶつかります。

境内には立派な樫の木が何本も生えています。木の下に立って口を開けていたら、一つくらいは口の中に入ってきそうなくらい、降ってくるドングリが地面や建物の屋根にあたる音がしきりに聞こえます。

しばらく境川に沿って歩きます。柿の実のなる庭を眺めたり、花をぎっしり付けた琵琶の木を見上げたりして、飽きることがありません。

境川を離れて、緑道入口を目指します。方向はこっちでいいのかな、と不安に思っていたら、桜美林大学の横の道でこんな看板を見つけました。

緑道入口。サイクリストやランナーで賑わっています。

ここからしばらく、よく整備された歩道が続きます。木々は秋らしく色づいていますが、陽気は汗ばむほどの温かさ。もう11月の半ばだというのに、こんなことで地球は大丈夫なのでしょうか? 西の方角、丹沢や富士山は霞んでよく見えません。

建物から讃美歌が聞こえると思ったら、やっぱり教会でした。

見事な欅の並木道。いい雰囲気だと思って写真を撮ろうとすると、どうしても後ろ向きの連れが写ってしまいます。

トウモロコシに似ているけれど、これは何でしょう?

ところどころベンチが設置してあります。疲れたらどこでもティータイム。昼食に買ったセブンイレブンの100円おにぎりは、小山内裏公園に着いたら食べる計画。


小山内裏公園は公園と言っても、敷地のほとんどが植生保護のための立ち入り禁止区域になっています。
この公園で緑道とは別れて、南大沢の駅の方向を目指します。アウトレットの店をちょっと見て帰ろうという計画。
駅までは住宅地の中を歩きましたが、その道も、緑豊かな公園のような気持ちのよい歩道でした。



















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ところで、今回の尾根緑道の存在は、泉麻人『東京自転車日記』で知りました。最近、パラパラと拾い読みをしているのですが、自転車散歩が好きな僕にはなかなか楽しい本です。今日は、泉麻人橋本駅近くでレンタサイクルを借りて走ったというコースを、歩いてみようと思ったわけです。想像以上に豊かな緑に恵まれた変化のあるコースで、また桜の季節にでも行ってみたいと思っています。軽いハイキングコースとして、おススメです。

東京自転車日記 (新潮文庫)

東京自転車日記 (新潮文庫)