新しい地図

環境問題、人口問題など、僕たちが現在直面している様々な問題の解決のためにどうしても必要なのが、地球を丸ごと視野に収めることができる、新しい地図だ。地球で今何が起きているのか、そして世界がこれからどこに向かおうとしているのかについての正確な認識がなければ、何事も正しく判断することはできないだろう。
教室で僕らがすべき仕事は、子供たちがより広い視野を獲得するための手助けだ。そんな思いで僕は教室にこの本を持って行く。そして、「ニューヨークで蝶が羽ばたくと、アジアで台風が起こる」という言葉を紹介したり、グローバリズムという語はグローブ(地球儀)からできたなどという話をする。
一人でも多くの若い人がこのような本を手にとって、視野を広げるきっかけとしてくれるといいと思う。