生徒から薦められて読んでみたら、けっこう衝撃的だった本といえば、中島らもの『ガダラの豚』という小説で、これも昨日書いた『イマ、これだけは読んでおきたい200選!』の中に入っていました。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 文庫
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『イマ、これだけは…』の紹介文の最後に「呪術・トリック・宗教など私たちの「常識」の外について考えさせられる作品。」とあるのを読んで、内容を少し思い出しました。常識ではあり得ないような摩訶不思議が次々と起こって、それが妙にリアリティがあるものだから、ひょっとしたらこんな世界が本当にあるのかも、と思わせられつつ翌日の睡眠不足を覚悟しながらのめりこんでいく、という何日かを過ごしたのでした。中島らもって、すごい才能の持ち主だなあと感心したことを覚えています。
…自分のことをオジサンではなく、まだオニーサンだと信じて疑わなかった頃のお話でした。