富安風生と富士山

所用で山中湖へ行ったついでに、「山中湖文学の森」という所に寄ってみました。
ここには三島由紀夫文学館、風生庵などの建物のほか、富安風生、高浜虚子らの句碑・歌碑(のレプリカ)が点在しています。

徳富蘇峰館は時間が無くて入りませんでした。)

 風生庵


富安風生といえば、僕が以前から好きだったのは次の句。


一もとの姥子の宿の遅ざくら
まさをなる空よりしだれざくらかな
みちのくの伊達の郡の春田かな



風生は富士山の句もたくさん残しています。晩年の25年間は毎年夏を富士山を間近に見る山中湖で過ごしたとそうです。山中湖は夏でも涼しくて快適ですからね、僕もそんな晩年を送ってみたいものですよ。絶対無理だけど…
 あはあはと富士容(かたち)あり炎天下


■実は、富士山には数日前、家族五人で登ってきたばかりです。そのときの写真はこちら
富士登山の足慣らしのために登った那須岳の写真はこちら