家づくり、俳句づくり

 本日は、26回目の「釘ん句会」でした。
 「釘ん句会」は、「家づくりの会」のメンバーである建築士Oさんが、同会所属の建築士で俳句に興味のある人に声をかけて始まった句会です。そこになぜ僕が顔を出しているかというと、我が家を設計してくれたのがOさんという縁で、つまり設計担当者と設計依頼者という関係で、誘っていただいているわけです。
 第1回は2009年の秋ですから、始まってからもう6年が経ちました。「釘ん句会」という名称は、その第1回の兼題「釘」にちなんでついたもので、もちろん「苦吟」の意味を掛けています。「釘ん」という字面がなんとなくかわいい感じがして、気に入っています。
 会場は、市ヶ谷駅近くの「家づくりの会」事務所。毎回の参加者は多い時で8名くらい、少ない時で5名くらいですが、もう少し数が増えるともっとにぎやかになって楽しいのではないかと思っています。僕としては、「家づくりの会」に設計を依頼した建て主さんで、俳句に興味をお持ちの方(できれば多少は俳句の心得のある方)に参加していただくととても嬉しいです。
 句会も楽しいですが、その後の、場所を移して飲みながらのおしゃべりも、建築家の方たちの興味深い話が聞けて、毎回とても有意義です。
 今回の兼題は「初」「車」「橋」の三つ、僕が出したのは次の句です。

 古今集仮名序大好き初茜
 初売りのホッケ三枚千百円
 蛇穴を出て歩道橋渡りけり
 春雷や車輪にからむレジ袋 
 風光る笑顔で納車記念写真