フランス式?

図書館で借りて来た『俳句界』のバックナンバー(今年の7月号)を開いてびっくり。
榎本バソン了壱
という素敵な名前の俳人がいるではないか。
バソンと言えば、フランス式のバスーン。つまり、ドイツ式のバスーンであるファゴットとは兄弟分。この方、俳人であると同時に、バソン吹きでもあるのだろうか。あるいは、演奏はしないけれど、バソンの音色にすっかり惚れ込んでしまったとか。それで榎本了壱という本名にバソンというミドルネームを加えて俳号にしたのかもしれない。
そうか、こういう手もあったか。僕はいい俳号が思いつかず、句会などでは本名を使っているけれど、僕もミドルネームを加えて
○○ファゴット○○
なんていう俳号にしたらどうだろうと考えてみた。でも、バソンならちょっとカッコイイのにファゴットだと何だか全くサマにならないので、この考えはすぐ引っ込めた。
それに、もしかしたら「バソン」は芭蕉の「ば」と蕪村の「そん」をくっつけて出来た造語で、バソンという楽器とは全く関係ないかもしれない。だって、バソンが好きとかバソンを吹いていますなんていう人、相当珍しいからね。(僕の周りにはたくさんいるけど…)