2014-05-06から1日間の記事一覧

牧野信一を読んでみる(その5)

「淡雪」は、自伝的な小説であり、作中の新吉が幼いころの牧野自身であるということを知った上で読み始めるのでないと、人物名が次々と出てきて、何が何だかわからなくなる。僕の場合がそうだった。二度目には家系図のようなものを書きながら読んでみたが、…