線つながり

久しぶりに那須へ行って来ました。

SHOZO CAFEでコーヒーを飲む、という一番の目的を果たしたあと、そのすぐ近くに古本屋があると聞いて、寄って来ました。
古本屋はいつでも僕にとっては魅力的な場所の一つですが、ここは従来の古本屋のイメージとはまるで違う、SHOZO CAFEが古本屋も始めましたという趣の、とてもおしゃれで落ち着く空間なのでした。



普通の民家を改造したという店内に、ゆったりと本が並んでいて、一冊一冊の本がとても大切にされているという感じです。高額の本が並んでいるわけではありません。音楽を勉強されていたという店主が気に入ったものだけを仕入れたというだけあって、クラシック音楽関係の本や小型スコアなどが目につきます。そのほか、建築関係、山岳関係、詩、小説など、僕にとって興味深い本ばかり。いつまで眺めていても飽きることなく、閉店時刻を過ぎていたことにも全く気が付きませんでした。本棚ごと、いや、店ごと自分のものにしてしまいたいと思ったほどでしたが、今回は文庫本(吉田秀和『ヨーロッパの響、ヨーロッパの姿』)と雑誌を1冊買い、後ろ髪を引かれる思いで店を出ました。
黒磯に行ったときは、きっとまた寄ります。
店の名前は「白線文庫」。このブログとは「」でつながっていたのでした。