池上先生から仏教を学ぶ

久々に池上彰先生の生徒になった。

今回の講義のテーマは、仏教。池上先生の守備範囲の広さには驚かされる。池上先生の著書を読み尽くせば、世の中の大切なことは一通り勉強できるのではないかと思う。 

池上彰と考える、仏教って何ですか?

池上彰と考える、仏教って何ですか?

 

 前半は、「仏教を知ることは、己を知ること。そして日本を知ること」という著者が、 仏教とは何かをわかりやすく解説。仏教の発生から、日本への伝来、鎌倉仏教の勃興、檀家制度の確立から現在の葬式仏教へと至る道筋が理解できる。

後半は、ダライ・ラマ法王との対談。仏教で人は救われるか(被災の悲しみから抜け出すことはできるのか、自分の将来や死に対する不安や恐怖を克服することができるか、など)という問いを法王に投げかける。

法王の答え…

死の恐怖を軽減するために何よりも大切なことは、私たちが生きているこの人生を意義深いものにするということです。意義ある人生とは、他の人たちを助けるということであり、たとえそれができなくても、少なくとも他の人たちに害を与えるようなことはしない、という実践をすることです。そのように生きることができれば、あなたの人生はより意義のあるものとなります。意義ある人生を過ごすことができれば、死に直面したとき、たとえ死への恐怖があったとしても、後悔すべきことはほとんどありません。後悔することがなければ、死を恐れる気持ちもずっと少なくなります。