アクティブラーニングとは…

 オリンピックが始まった。ということは、次回東京オリンピックまであと4年。…4年しかないんだ。大丈夫なのかなあ。
 そして、その2020年から大学入試が大きく変わるらしい。親としても、教師としても、4年後に大学入試がどうなっていようともう関係ないと言えば、ないんだけど… とはいえ、学校現場にはすでに新しい波が寄せつつあるし、不断に行われるべき授業改善のためには新しい知見への目配りも欠かせない。それで、いろいろ勉強しています。昨日はアクティブラーニングをテーマにした研修会に参加。それから今日はこんな本を読み終わりました。

結局、題材は何であれ、“Who are you?”という自分は何者なのかを、あらゆる局面で問われ、それを表現できる思考力と判断力が、何といっても大切な時代がやってきたのです。2020年の大学入試問題もその例外ではありません。「多角的な思考のスキル」と「確固たる自分軸」を多様な人々と協働する中で活かしていく「知のコード」を身につけること。これこそが2020年の大学入試を乗り越えるカギなのです。

 アクティブラーニングというと、講義一辺倒の授業よりも記憶に残るとか、居眠りさせないためには有効とか、成績が下がることはないから心配はない(入試問題を解く力もちゃんとつく)とか、そんな話題になることがあるが、それでは目指す先にあるものが従来型の学力であって、アクティブラーニングを矮小化しているといわざるを得ない。そもそも従来の物差しで測れない力を生徒につけさせようというのだから、我々の現場は大変革を求められているのであって、アクティブラーニングを授業に取り入れることと、小手先の技術を身につけることとは全然違うのだ。
 …などということを、考えた昨日今日なのでした。