素敵な「母ちゃんたち」

 俳句の会でお付き合いいただいている方から、ぜひ観てもらいたいからとチケットを頂き、映画『飯館村の母ちゃんたち〜土とともに』を観てきました。
 題名から想像がつくでしょうが、この映画は東日本大震災による原発事故で仮設住宅生活を余儀なくされている女性の日常を追いかけたドキュメンタリー映画です。
 カメラが追う「母ちゃん」は菅野栄子さんと菅野芳子さん。今日は関内での初日ということで、監督の古居みずえさんと、菅野栄子さんのあいさつがありました。栄子さんは、映画の中でもそうなのですが、ご自分の気持ちや考えを明晰に、かつユーモラスに語れる聡明な女性。今日のあいさつも心にしみこむ内容で、聞き入ってしまいました。古居監督が福島の取材でたまたま栄子さんの存在を知り、この人を撮りたいと思ったという気持ちはとてもよくわかります。
 震災以来大変な苦労をされているにも関わらず、あくまでも前向きに明るく生きる「母ちゃん」の姿はとても魅力的で、とても大切なことを教えられたように思いました。
 この映画を多くの人に観てもらいたいと、地道な活動をしている人たちがいます。(チケットをくださったKさんも、その一人です。)僕も少しでも力になれたらと思い、帰宅してからこうしてパソコンに向かってキーボードを叩いているというわけです。
 興味のおありの方はこちらをどうぞ→http://www.iitate-mother.com/