「壇上の賢人」

 旧来の授業観を改めて、生徒が主体的に生き生きと参加する画期的な授業のスタイルを見つけなければいけないと思う。生徒に忍耐を強いるような授業から脱却すること。しかし、教壇に立てる残り数年のうちに、それがどこまでできるだろうか?
 …と書いてきて、ふとここで思う。「教壇に立つ」という常套句にこそ古い授業観が染みついていると言うべきではないか。これからの教師は教壇に立つ人ではいけないのではないか。小林昭文氏の言葉を借りるならば、「壇上の賢人」が教壇をおり、「学習者に寄り添う導き手」になるということ。頭ではよく理解できるが、実際はなかなか難しそうだ。でも、これからの教育は間違いなくその方向に進む。がんばらねば。