ヴュイヤールとの再会

 三菱一号館美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」で初めて出会って以来、すっかり僕のお気に入りになってしまったエドゥアール・ヴュイヤールの作品を、今日訪れた「ブリジストン美術館コレクション展〜ベスト・オブ・ザ・ベスト」でもまた観ることができたのは、思いがけない出来事で、嬉しかった。この展覧会は思っていた以上の混雑ぶりで、チケットを買うのにも15分ほど並ばされたが、ヴュイヤールの小さな絵の前で立ち止まる人はなく、僕はゆっくりと魅力的な色彩を味わうことができた。
 現在、ブリジストン美術館で展示されているほとんどの作品は、そのWebsiteでも楽しむことができるが、残念ながらヴュイヤールの「Woman before a Mirror」と題されたこの絵はここでは観ることはできない。しかしながら、ワシントン・ナショナル・ギャラリーWebsiteでは、すべて(?)の収蔵作品を公開しており、日本に来ているものも含めてヴュイヤールの作品の多くを観ることができるので、興味のある方はぜひご覧になっていただきたい。

この展覧会は、今度の日曜まで。ブリジストン美術館はその後、新築工事のために数年間休館してしまうそうです。

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ヴュイヤールの作品より