エラ〜イ人を疑え！

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 (ちくまプリマー新書)

情報化時代を賢く生き抜くための本。
いしいひさいちの４コマ漫画が随所に紹介され、効果をあげている。
　　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊
筆者によれば…
インターネットで発信される情報はほとんど「ゴミ」。そこから有益な情報を見つけて使いこなすために必要な能力は三つ。
１、「教養」＝何をするにも必要な、基礎的な能力。
２、「リサーチ・リテラシー」＝データを正しく読み取り、騙されない能力。（マスコミは事実をねじ曲げている！）
３、「セレンディピティ」＝短時間で必要な情報を見つけ出し、不要な情報（ゴミ）を切り捨てる総合的思考力。

セレンディピティ能力を鍛えるには、とにかく「考えるくせ」をつける必要があります。世の中の情報を鵜呑みにしないこと。エラ〜イ評論家やニュース・キャスターが、したり顔で解説することにも常に疑問をもつ。

　　　　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊
僕はエラソ〜な人は生理的に受け付けないけれど、「エラ〜イ」人には騙されていないとは言い切れない。生きるのが難しい時代だな。