演奏会終了

どうせ演奏するなら、作品について少しでも理解しておきたい。そんな思いで読みはじめたのがこの本。『ドン・ジョバンニ』という作品は、アプローチの道筋が何本もあって、しかもそのどれもが難路という、なかなか手ごわい相手だということが読んでいるうちにわかってくる。

モーツァルト ドン・ジョヴァンニ (名作オペラブックス)

モーツァルト ドン・ジョヴァンニ (名作オペラブックス)

結局、十分に準備ができないままに本番当日を迎えてしまい、『ドン・ジョバンニ』という作品の奥深さにほんの少し触れられたかどうか、というところで演奏会終了。もっといろいろ勉強しておけば、表現にも説得力が生まれたはずなんだけれど… でも、吹いていてなかなか楽しい曲でした。お客さんもけっこう喜んでくれたようだし。
協力して下さった歌手と合唱団のメンバーに、感謝。