現代アートって?

mf-fagott2008-11-22横浜トリエンナーレ2008」を観て来ました。
昨日は港周辺のメイン会場、今日は三渓園
何だかなあ…
前回は「よくわかんないけど、ちょっと面白いじゃん」っていう印象だったけど、今回はよくわかんないし面白くもないなあっていうのが正直な感想。お気に入りが一つでも見つかればいいやっていう気持ちで観ていたのですが、結局今振り返っても、あれが良かったなあって思い出すのはないですねえ(観てないのが少し残っているけど)。
先日見た「黄金町バザール」の方がずっと楽しめたなあ。


現代アートって、何なのでしょう。
昨日会場で見つけた「横浜アート&ホームコレクション」というイヴェントのチラシの裏側にこんなことが書いてありました。

現代アートは、今親しみやすい表現として人々に受け入れられつつあります。
…もはや現代アートは美術館やギャラリーで鑑賞するものだけのものではなく、生活の中で自由に楽しむものとなっています。

しかし、今回のトリエンナーレの展示はどれも「現代アートってのはそんなに簡単に近づけるものじゃないんだぞ」って言っているような感じなんですね。生活の中にこんなもんが入り込んで来たら困るなあっていうのも多かったし。
そういえば、三渓園に置いてあった「ご自由に感想をお書き下さい」というノートをパラパラとめくっていたら、「トリエンナーレの展示は三渓園にふさわしくない」っていうコメントを見つけました。トリエンナーレのチケットで入園した僕でさえ、古民家の座敷で男女が絡み合っているのを見たときは一瞬ギョッとしたくらいだから、普通に三渓園を観に来た人はアレには相当な違和感を感じたはずです。「あの二人はダンサーなんですよ。あれは現代ゲージツなんですよ」って説明されても、納得しないだろうなあ。


ホントに、現代アートって何なんだろう。
横浜トリエンナーレ」が見せてくれたのは、現代アートの一つの側面に過ぎないんだろうけど…