読書の「場」

本日、新しい勤務校に移ってはじめての授業。
90分授業初体験ということもあって少々不安だったのですが、とても気持ちよく付き合えそうな生徒達で、90分も長くは感じず、まずまずのスタートがきれたかなと思います。とはいうものの、毎週火曜日(さっそく明日!)の3コマ連続90分授業は疲れそう…


ところで、新しい学校に移って一つ困ったのは、本がなかなか読めないこと。時間がないわけではないのです。休日出勤も今までよりはぐっと減りそうで、時間的にはむしろ余裕ができました。なくなったのは、時間じゃなくて、読書のための「場」なんです。

ば【場】 1 物事が行われている環境としての・所(時)。

新明解国語辞典』(第四版)のこの説明が、この場合まさにぴったりです。昨年度までの7年間は、通勤電車の中の片道約20分が、読書のための「場」として確実に確保されていました。空いている電車の座席というのは、本を読む「環境」としては最高でした。電車に乗ってしまえば、本を読むこと以外やることがないのですから。僕にとって、何ものにも邪魔されずに読書に集中できる場として、電車の中以上の場所は思いつきません。
今度の職場は、基本は自転車通勤、雨の日は仕方なくバス。というわけで、通勤時間の中で一定の読書時間を確保するのは無理です。
通勤時間が減った分、自宅にいる時間は増えそうですが、家というのは読書に最適な環境とは言えません。時間があっても、部屋の片づけを始めてしまったり、ベランダの野菜のことが気になったりと、読書以外のことに気持ちがそれてしまいがちです。外出しない休日も結局ほとんど本が読めずに終わってしまうことが多いのです。
そんなわけで、これからどうやって読書の「場」を作っていくかというのは、目下のところ、僕にとって大きな課題となっているのであります。


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