計算、合っているかな?

『俳句』がこの1月号より、岸本尚毅氏の「名句合わせ鏡」という連載を始めたということなので、それがぜひ読みたくて図書館へ。

俳句 2008年 01月号 [雑誌]

俳句 2008年 01月号 [雑誌]

ついでに他の記事にも目を通していたら、読者投句欄「平成俳壇」に応募総数が載っているのを見つけました。1年半ほど前までは、僕も『俳句』に投句していたのですが、その頃は確か応募数は公表されていなかったと思います。
この1月号の場合、応募はがきの数が2388通、句数は7151句だったそうです。「平成俳壇」に入選する句数は、選者一人につき、推薦5句、秀逸10句、佳作73句ですから合計88句、選者が10人なので、延べ880句が掲載されることになります。これを単純に平均すると、上位12%の句が活字になるわけですが、もちろん実際は重複して選ばれる句も多いので(それがどのくらいの数なのかまではわかりませんが)、9割以上の句がボツになっていることは間違いないでしょう。
これが大新聞の投句欄になると、もっとすさまじい倍率になっているんでしょうね。以前、岸本尚毅氏から、「朝日俳壇」は投句数が膨大だから出してもあまり勉強にならない、ということを伺った記憶があります。
今僕が投句している『俳句界』は、どのくらい応募数があるのでしょう。角川の『俳句』に比べたらずっと少ないのでしょうけれど(なにしろ置いている本屋が少ないので、発売当日に買えない事もしばしばです)、毎月の応募数をぜひ公表してもらいたいものです。