野沢の俳諧師

野沢温泉スキー場に行ってきました。

と言っても、かつてのようにガンガン滑ることはなく、(昨年は大晦日に救急病院の世話になってしまいましたから…)

夕方は温泉街散策。
ここは全部で13ヶ所あるという共同浴場の一つ、大湯。

お湯は熱いけど、情緒があってなかなかいい気分。
大湯のすぐ上にある源泉、麻釜(おがま)の横にはこんな風情のある店があって、温泉饅頭や温泉卵などを売っています。

中に入ると、なぜか角川の『俳句』や俳句の同人誌が積んであり、ご主人が常連のお客さんらしき人を相手に俳句談義をしています。俳句をお作りになるんですか、と聞くと、ご主人は飯田龍太のお弟子さんで、どなたでも「無料で」俳句の指導をしますからどうぞ句を送って下さいとのこと。お名前を伺うと、「俳人協会々員」の肩書きと所属する結社の名前が並んだ名刺を下さいました。時間がなくてゆっくりお話できませんでしたが、名刺にホームページのURLも書いてあるので、帰宅してからさっそくアクセスしてみました。
俳句関係のページが現れて、店のご主人の句も載っているかもしれないと期待したのですが、出てきたのはお店で扱っている商品の通信販売の案内。俳句指導は「無料」でも、本業の方ではなかなかの商売人というわけでした。
野沢温泉は初めてでしたが、スキー場はスケールが大きくて面白く、スキーのあとも温の街の情緒を楽しむことができ、とても気に入りました。