本棚の整理

mf-fagott2007-12-26

久々に本棚の整理。
本は5年前に家を新築したときにだいぶ処分したけれど、また本棚からあふれはじてしまったのです。
今回古本屋に持って行ったのは、椎名誠の小説・エッセイのほか、うっかり重複して買ってしまった文庫本などが少々、あわせて約40冊。
椎名誠は、『さらば国分寺書店のオババ』を最初に読んだとき、こんなに面白い文章があったのかと驚き、それ以来ずいぶん読んで、本棚一段分くらいたまってしまったのですが、最近はほとんど読まなくなりました。ましてや、一度読んだ本をもう一度読むことはまずないでしょう。
『銀座のカラス』『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』など、なんとなく手放したくないなあと思う十数冊を残して、思いっきり処分することにしました。もちろん、『さらば国分寺書店のオババ』は残留組。
近所の小さい古本屋に持って行くと、古本屋のオババ、じゃなかった、おばさんは、一冊一冊丹念に奥付などチェックしているので、いくらになるかなあと楽しみに待っていましたが、オババじゃなくておばさん曰く、
「うーん、これウチじゃ値段つかないよ、こういうところ紙魚があるでしょ、全部で150円くらいかなあ」
僕もまあそんなところかもしれないという覚悟はできていたし、また持って帰っても置く場所に困るので、「ああ、いいですよ、ひきとって下さい」と言って、財布から150円出そうとして、「あっ、こっちがもらうんでしたね」…
やっぱりねえ、多少なりとも愛着のある本を売る時っていうのは、ちょっと平常心を失ってしまうんですよねえ。

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