2014-04-28から1日間の記事一覧

牧野信一を読んでみる(その3)

「鬼涙村」。「きなだむら」と読む。 「ゼーロン」同様、現実と虚構が入り混じったような、風変わりな小説。田舎者たちの醜悪な容貌やしぐさのリアルな描写と、胸にイチモツ隠し持っているような彼らの言動は、読者に嫌悪感を感じさせずにはおかないが、不思…