句集『進次』を読んだ。 まず、目についたのは「顔(貌)」という言葉だ。「顔(貌)」を詠んだ句といえば、加藤楸邨の 蚊帳出づる地獄の顔に秋の風 (颱風眼) を真っ先に思い出してしまうのだが、楸邨にはそのほかにも 昆虫のねむり死顔はかくありたし (…
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