他人事とは思えない…

オケ老人! (小学館文庫)

オケ老人! (小学館文庫)

 映画を観た妻と娘が「結構面白かった」というので、では僕も、と観る気満々だったのだが、結局チャンスを逃してしまい、映画はあきらめて原作を読むことに。
 主人公の中島は大学時代にオケに入っていて、今は高校の教師(僕と教科は違うけど)をしながらアマチュアオケに参加。
 解説によると、筆者の荒木源はなんと! 僕と同じバスーン吹き。
 そして僕自身、そろそろオケ「老人」の域に近づきつつあるわけだし…

 というわけで、何かと僕と重なる部分が多い小説。いろんな部分で登場人物に感情移入して読んだ。
 大根くりぬいて即席で作った楽器がオーケストラと共演できるか! などと堅いこと言わずに、楽しむべし。