もっと読みたい、つげ義春の文章

芸術新潮 2014年 01月号 [雑誌]

芸術新潮 2014年 01月号 [雑誌]

 『芸術新潮』の1月号が、つげ義春の特集だったとは知らず、買いそこなってしまった、という話をオケの仲間のつげさんにしたら、つげさんがその『芸術新潮』を貸してくれた。(ありがとう、つげさん!)
 どういうきっかけでつげ義春を読むようになったか、もう覚えていないが、とにかく僕の本棚にはつげ義春の本が十数冊並んでいる。それが、最近は少しも増えない。それもそのはずで、つげ義春はもう二十年以上、作品を発表していない。これからもマンガを描くつもりはないらしい。特集のインタビューによると、引きこもりの息子さんの世話と家事に追われ、目が悪くなったせいもあってマンガは描けないらしい。残念だけど、仕方がない。
 でも、マンガは無理でも、文章を書いて本にしてくれないかなあ。『貧困旅行記みたいな本が出たら、絶対読みたい。旅をしていないのだったら、家事のことでもなんでもいい。つげ義春なら何を書いても魅力的な文章になると思うんだけれど…