紙の本、紙のジャケット

東京の印刷博物館で開催中の「世界のブックデザイン2010‐11」を観てきた。2011年の「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書を中心に、各国のデザインの優れた本が展示してある。観るだけではなくて、手にとって中を開いてみることもできる。丹念に観ていたら、1時間ぐらいすぐにたってしまった。

ほれぼれするような素敵なデザインの本を観ていると、どんなに便利な電子書籍が普及しても、紙の本が廃れることはないだろうと思ってしまう。昨日は古レコード屋を覗いていて、LPレコードは紙のジャケットがいいんだなあと改めて感じた。言葉のわからない外国の本でも、ノイズがひどいかもしれないLPレコードでも、モノとしてデザインに魅力があれば自分の手元に置きたくなる。
ミュージアムショップでは、「酒」象形文字が底に描いてあるぐい飲みを見つけて買ってしまった。