読書用椅子

鎌倉で知人の出演する演奏会があった。せっかく鎌倉まで行くのだから、どこかもう一か所寄って来ようと思って調べたら、こういう展覧会があったので観て来た。

神奈川県立近代美術館(鎌倉)開館60周年
シャルロット・ペリアンと日本
2011年10月22日〜2012年1月9日

ペリアンという人を僕は知らなかったけれども、「戦前戦後を通じて日本のデザイン界に多大な影響を与えた」女性デザイナー(展覧会のチラシより)だという。

こういうところで、シンプルで使いやすそうでおしゃれな家具を見ると、自分の家に置いてみたくなったり、座りたくなったりする。もちろんそれは無理なので、自分で似たようなデザインの家具を作ってみようか、などと考えたりする。今までパソコン用の机だとか、ガーデニング用の棚だとか、いろいろ作ったけれど、椅子は作ったことがない。くつろいだ姿勢で本が読めて、そのまま寝てしまえるような居心地のいい椅子を、いつかぜひ作ってみたいと思っていた。ペリアンのシェーズ・ロングというのはまさにそのための椅子、という感じで、これと良く似たデザインで商品化されたものが展示されていて座ることもできた。しかしこれは体がかなり仰向けになるので、座るよりは横になるという感じで、あっという間に読書から睡眠へと突入してしまいそうだ。