室内合唱団「カンマーコア湘南」演奏会

ヴィクトリア「レクイエム」、ハビエル・ブストー「アヴェ・マリア」など、スペインの古今の合唱曲を集めた演奏会。とても上質の音楽を聴かせてくれて、大満足。スペインの音楽というとロドリーゴのギターとかグラナドスピアノ曲の印象が強かったけれど、こういう声楽の名曲もあるんですね。

ビクトリアは、スペインのパレストリーナともいわれるが、その名作《レクイエム(死者のためのミサ曲)》に感じられる神秘的な情熱と迫力は、パレストリーナの場合以上に直接的で、感動的である。そのリズムの柔軟さといい、旋律の曲折といい、ビクトリアの音楽は、とくにわれわれ日本人にアピールするようにおもわれる。わが国でも、もっとうたわれてよいものであろう。音楽之友社『合唱事典』より)

パブロ・カザルスが合唱のための曲を作っているというのも初めて知りました。


 そういえば、昨日ポタリングの途中で立ち寄った展覧会で見たのもスペインに取材した絵でした(林靖子日本画展「スペイン巡礼の道」相鉄ギャラリーにて)。合唱曲がBGMで流れていたけど、あれもスペインの宗教曲だったんだろうなあ。もう一度見に行って、曲名を訊いてみようかな。